2011年の大放水により湯原温泉の水草が消失しましたが、2024年から目に見えて回復してきました。しかしよく見ると2011年当時と状況が少し異なります。

2011年当時はヒルゼンバイカモとクロモが群生していましたが、現在はここにオオカワジシャが繁殖しています。この様子は角野康郎氏著書「日本の水草」に掲載されている静岡県清水町柿田川撮影のミシマバイカモとせめぎあうオオカワジシャの画像と酷似しています。本書では「富士山麓の有名な湧水河川である柿田川ではオオカワジシャが広がり、ミシマバイカモなどの在来種を駆逐する勢いである」と記載されてます。これから湯原温泉でヒルゼンバイカモ/クロモ/オオカワジシャがどのような繁殖勢力図を形成するのか、それによって水生昆虫、虹鱒がどのような適応を見せるのか見守りたいと思います。
