2026年手入れ

2026年上流側は藻類を大量に巻き付けたヒルゼンバイカモを多く見かけます。流下ネットにも藻類が大量に入りますので、ダムから放出されていると推定しています。ダム直下という特殊環境が育む生態を観察しているので、この藻類のヒルゼンバイカモに与える影響に対して今シーズンは観察するだけにしようと決めていました。

2025年ヒルゼンバイカモを移植したポイントは2025/10時点ではきれいに流れを緑に染めていました。

2026/09/22に観察すると付着した藻類に枯葉や枝が絡まってヒルゼンバイカモの葉が見えない状態になっています。しかも茎が千切れそうなぐらい重いです。

今年は観察するだけと決めていました、何だか可哀そうになって藻類、枯葉、枝を除去することにしました。ヒルゼンバイカモを傷めないように丁寧に除去作業をするとかなりの時間を必要としました。

驚かされたのは、付着藻類に対してヒルゼンバイカモが根を生やしていることでした。逞しいです。

下流域の健全に生育しているヒルゼンバイカモには大量のラビィコカゲロウのニンフが生息していましたが、こちらはアセルスでした。藻類が絡まったヒルゼンバイカモはその環境に応じて適応し、またその環境で生息しやすい生き物が活動していました。可哀そうという気持ちで手を入れましたが、それは私の勝手な思いでした。

私の勝手なあるべき姿に戻ったヒルゼンバイカモです。どこまで人間が関与してよいものか考えるきっかけを頂きました。